Case Study
事例紹介
シースタイルのメンバーがOEMで意識する3つのこと。ビジネスライクではない価値を提供し、売るための戦略までをサポート。

普段の業務内容は?

 

私はOEMの新ブランド立ち上げと、その後の伴走をメインにお客様をトータルサポートしています。

 

ものづくりに関わる数多くのディレクションをしながら、お客様が望んでいらっしゃる販路やビジネスモデルを考慮した上でさまざまなご提案をしています。

 

シースタイルには9年半前に入社しました。前職ではブライダルのレンタルドレス作りの会社に従事していたのですが、希望していた営業職への転属が叶わず転職を決意。営業職を探していたシースタイルと出会いました。

 

商品を売るための戦略までサポート。ものづくりをする上で意識していることは?

 

私はお客様とものづくりをする上で、主に3つのことを意識しています。

 

1点目はスピード感です。化粧品OEMは中身の製造工場や容器メーカー・化粧箱メーカーなど関わる工場が多く、お客様の立場になると今どの工程にあるのか、次は何をするべきかが把握しづらいことがあります。お客様が不安を感じないよう工場と密にコミュニケーションを取り、進捗状況を常にお伝えするようにしています。

 

また、スピード感は価格を決める際にも重要なポイントになります。価格面の交渉があった際、すぐに回答ができないことによって全体のスケジュールに影響が出てしまう場合があります。すぐに回答ができずに製品スケジュールが後ろ倒しになるのを防ぐためにも、ものづくり全体の金額感を把握し、すぐにお客様に答えを提示できるようにしています。

 

 

2点目は売れるためのサポートです。OEMというと“商品を作るだけ”というイメージがあるかもしれません。しかし、シースタイルはものづくりだけでなく、お客様の希望の販路に合わせたご提案もしています。

 

お客様は漠然と「こんなものが作りたい」というイメージはあるのですが、その先どこでどのように売るのかが明確になっていない場合が多くあります。いつ、どこでどのように売りたいのかを明確にしていきながら、販売時期を逆算してものづくりをサポートしています。

 

さらに、原料や化粧箱などは既存の仕様にこだわらず、新しい成分や素材を取り入れてお客様の選択肢を広げるような提案をしています。

 

そのためには日々の情報収集が欠かせません。原料メーカーへは新しい情報が入り次第、すぐに情報を共有していただくようにしています。お客様が使いたい原料にプラスして、今のトレンドや今後流行りそうな成分を加味した上で提案しています。

 

これは容器に関しても同じです。容器は数ある化粧品のなかで「どれだけ目をひくか」が非常に重要です。そのため、まだどこも使っていないようなオリジナル容器を作り、目新しい容器のご提案ができるような取り組みも視野に入れています。

 

3点目はビジネスライクではない価値の提供です。お客様が言葉にはされないけれど求めている部分、これをやってあげたら楽だろうなという部分をサポートし、お客様のかゆいところに手が届くよう意識しています。そうすることでよりシースタイルへの信頼度が増し、共に良い商品づくりができると考えています。

 

 

 

クライアントとの具体的なエピソードは?

 

ビジネスライクではない価値の提供でいうと、人手不足でお困りだったお客様の出荷作業をお手伝いさせていただいたことがありました。

 

お客様からお願いされたわけではありませんが、初めて販売する商品だったこともあり、出荷作業のサポートがあればお客様の心理的な不安も取り除けるのではないかと考えたのです。とても喜んでいただき、さらに信頼関係が深まったのではないかと思います。

 

また、あるお客様には原価改善の取り組みを行いました。とにかく良い商品作りに注力されていたお客様でしたが、適正な原価率を上回るコスト面に悩んでおられました。

 

例えば送料の部分で、化粧箱をネコポスやゆうパケなどで対応できるサイズに小さくすることで、配送料を抑えることができます。製品自体も小さいサイズにすることで、わざわざ大きな箱を使うメリットはないため、最低限の大きさに収める設計でご提案しました。

 

その他、ブランドで使用している資材や小物なども改善し、クオリティは変えずにすべての原価を抑えることができたのです。コスト面が改善されれば、その分を広告費などに回すことができ、結果当初予想していた売上をさらに伸ばすことができました。

 

これからの展望は?

 

 

私たちシースタイルは、お客様に常に最適な提案ができるよう中身だけではなく、原料や容器などOEMに関わる領域の情報をすべて網羅しておく必要があります。

 

そのため、原料・中身・容器・箱などの各専門分野のスペシャリストに話を聞ける勉強会を社内で毎月開催しています。今後もトレンドに遅れないよう、自分自身でも常に最新の情報を学んでおきたいと思っています。

 

また、私個人の話をしますと、シースタイルの社員を教育するフェーズに入ってきています。これらの勉強会を通して教育体制を整えみんなで成長出来るようにしていきたいと思っています。

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