普段の業務内容は?
OEMを軸に、それに伴う商品企画も担当しております。市場性やターゲット層の本質的な悩みなどを元に売れる商品を分析し、お客様に企画提案しています。
メインで扱っている商材は化粧品ですが、管理栄養士の資格をもっていることからサプリメントやドリンクなどの健康食品、ペット用の歯磨きジェルやペットのおやつなど、ペット用品の“ものづくり”の相談も増えています。
また、理系の専門課程を修了していることから製造販売業の業務にも携わっています。製品が適正な品質を保っているかなどの安全性の管理、表記が薬機法に抵触していないかなど、化粧品を取り扱う上で欠かせない薬事関係のチェックなどをしています。
デメリット・メリットの掛け合わせと“市場の穴”を見つけるセンス。OEMにおいて重要なこと
熱量の高いものづくりをするためには、クライアントに自社商品として本当に作りたいと思ってもらう必要があります。そのためには市場調査や実際の消費者ニーズを踏まえ、「なぜこの商品が売れるのか?」といった提案が必要不可欠だと考えています。
売れる商品の一つの条件として、ある程度の市場規模を持っていて、今後も伸びる市場であることがあげられます。その市場で、そもそもどのような商材が売れているのか、ターゲットの年代別の悩みは何があるのか、などを念入りに調査していきます。そのなかからまだ商品化されていない、売れる商品を見つけ出していくのは地道な作業でもあります。
また、売れる商品だからといってただ作るだけでは、既存商品との差別化にはなりません。「差別化をはかるにはどうすればいいか?」といった提案もしています。
たとえば、既存の商品には良い部分もあれば悪い部分もあります。改良する余地のあるデメリットを解消しメリットの掛け合わせをすれば、新規顧客の獲得や市場ニーズにマッチした商品ができます。そうすることで、既存商品との差別化ができるのです。
このような考えをアウトプットした提案書も重要です。私がプレゼンをするのはメーカーの担当者様が多いですが、企画担当者様は私の資料を社内プレゼンや承認会議にかけることも考えられます。
どんなに中身が良くてもその良さが伝わる資料でなければお客様の方で具体的なイメージがつかなくなってしまうので、誰が見ても分かりやすく、説明しやすい資料作りを心掛けています。
クライアントとの具体的なエピソードは?
ある企業のリブランディングで、売れる商品を見つけ出したいというご相談がありました。既に展開しているアイテムはある程度の市場規模を持っていたため、既存のラインナップを活かしつつ新たな商品を企画・提案をすることにしました。
既存のラインナップと市場性の調査をする中で、複数ある既存商品を対象年齢別に当てはめていったところ、まだ商品化されていない年齢層があるのがわかりました。この穴に対して、市場ニーズに当てはまる提案ができれば、ブランド価値の向上と新しい市場獲得につながると考えました。
さらに調査・分析を徹底的に行い、市場にある商品を図にマッピングして作るべき商品をクライアントに提案したところ、信頼できる提案だと評価していただけました。
改良する余地のあるデメリットを発見して、メリットの掛け合わせで解消すること。そして市場の穴を見つけて提案すること。この2つを意識して提案するようにしています。
これからの展望は?
シースタイルとして、時代やお客様の販路に合った“ものづくり”を得意とする会社を目指したいと思っています。今は化粧品がメインではありますが、今後は健康食品やペット系商材など、自分が担当できる領域をさらに増やし、会社が活躍できる幅を広げていきたいです。
OEMにおいて、自分の作りたい商材を作ることができる工場を見つけるのはとても大変なことです。ものづくりをスタートさせるためには、数多くあるOEM工場の中から自分が作りたい商品を作れる工場と出会う必要があり、これは工場の知見がないお客様にとってはかなり時間と労力がかかる工程です。
シースタイルでは約200社近くの工場と取引があるので、お客様が作りたい“ものづくり”ができるベストな工場の提案が可能です。中身だけではなく、容器や化粧箱など、複数の工場を探す手間や、OEMで商品を作る上で大変なスケジュール管理もシースタイルにすべてお任せいただけます。
シースタイルでできることのアクションの積み重ねで、今後もお客様の選択肢の幅が広がる提案を増やしていきたいと思っています。
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