普段の業務内容は?
国内外のOEM業務を担当しております。海外事業部ではリーダーをつとめ、主に海外の工場とのコンタクトを担当しています。
シースタイルには韓国の貿易会社や中国の工場との生産パイプがあるため、ユニークな容器の生産に対応するなど、他の会社には対応が難しい独自のOEMを実現することができます。
海外の協力会社と生産内容の理解に相違がないよう議事録を作成して現地の担当者と毎朝打ち合わせをしたり、お客様からの質問を何度も投げかけて双方の理解促進をするなど、国内と海外のあいだで認識の齟齬が起きないように注意しながら、ものづくりをしています。
海外で生産するメリットは3つあります。まずはコスト感です。2023年現在は円安ではありますが、人件費や原料費はまだまだ海外の方が安価に抑えられます。
次にクオリティ面です。海外生産というとクオリティを心配されることも多いのですが、中国や韓国の工場も過去に比べるとクオリティが上がってきています。高クオリティで低コストが叶う海外生産は、非常にメリットが大きいと言えます。
最後に納期の面です。海外生産は比較的、短納期でものづくりができます。例えば、日本で新しい容器を開発することになると品質試験などを複数回実施して基準をクリアしなければならず、実現のハードルが高い上にどうしても生産に時間がかかってしまいます。
しかし、海外であれば豊富な開発実績をもとに、特殊な形状の容器であっても比較的短い期間で生産でき、ローンチに間に合わせることができます。
特に化粧品において目を引く容器というのは、その後の売上を左右する非常に重要なアイテムです。国内では開発・生産に時間がかかってしまうような特殊な容器の場合は、中国や韓国にオーダーすることでお客様の理想を実現することができます。
利益より、お客様の「売りたい」気持ちに寄り添う提案。OEMをする上で意識していること
会社としての利益よりも、まずはお客様の「売りたい」という気持ちを1番に考えています。
OEMではお客様が自社商品として作りたい、売りたいという商品でなければものづくりに対する熱量は上がりません。ですから、その相手の気持ちを1番に考え、寄り添うような提案が大切なのです。
お客様の情熱にできる限りお応えすることで、お客様の商品がより良いものを作れたり、売上が伸びたりして、お客様もシースタイルも良い結果に繋がります。
クライアントとの具体的なエピソードは?
ある新規ブランドの立ち上げで、容器の金型から起こす案件がありました。コンペ案件でしたが、オール中国製での生産にすることで、コスト面で弊社の方が価格にメリットが出て受注をいただいたものです。
スタートしてから順調に進んでいたのですが、開発途中で容器の仕様を変更したいとお客様が希望されました。しかし、すでに金型は完成していたことに加え、その容器に使用するパーツが特殊であったため、工場から仕様変更はできないと言われてしまったのです。
何度も工場へ足を運び、工場の担当者と共にどうにかできる方法を思案していましたが、納期的にも対応が厳しく、お客様に実現は不可能だとお伝えすることも考えました。
しかし、お客様の「この容器で売りたい」という気持ちが 1番です。工場と毎日のようにコミュニケーションをとり、最終的にはなんとか実現にこぎつけました。工場も諦めずに、粘り強くさまざまな方法を考えてくれましたし、お客様にも大変喜んでいただき次の発注も決まりました。
これからの展望は?
今後、さらに海外の生産拠点を増やしていきたいと思っています。そのためにも、海外事業部のリーダーとして新規の案件を増やし、事業の成長を目指していきたいです。
また、個人としては、シースタイルのメンバーから信用されるリーダーになっていきたいと思っています。お客様と接するのと同じように、メンバーの気持ちを1番に考え、お互いに成長していけるような関係作りをしていきたいです。
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