Case Study
事例紹介
「10年後、20年後のビジョンを理解する」。感性とクリエイティブな発想力が武器のシースタイルのメンバーが語るシースタイルの魅力とは?

 

普段の業務内容は?

 

私はOEMを軸にしつつ、商品企画やブランディングなどクリエイティブな業務がメインとなります。

異業種からシースタイルに転職してきて初めての仕事は既存ブランドのリブランディングでした。今後の販路やユーザー拡大を課題に商品の企画段階から入り、ブランドイメージを保ちながら新しい技術や処方、商品のキャッチコピーなどを提案し新たな商品を作り上げました。

前述のようにブランドが抱えている課題に合わせたリブランディングや、新しい商品の企画・ブランディングから立ち上げまでを主に担当しています。

 

またシースタイルは店頭販売についても知見と実績があります。
商品企画・ブランディングには、商品の販路やターゲットのユーザー層や年齢層など、様々な要素に見合う提案をする必要があり、店頭とECでそれぞれ抑えるポイントが異なります。私は店頭販売の経験もあるため、卸の知見が無いクライアントさんにも多くのご相談をいただいています。

 

10年後、20年後のビジョンを理解する重要性とは?

 

クライアントと仕事を進めるときに最も意識しているのは、会社やブランドのビジョンを理解することです。

私はクライアントが発信したいものや伝承していきたいもの、抱える課題などを商品やブランドにどのように置き換えるかが分からないからこそ、シースタイルに相談してくださると思っています。

なので、10年後、20年後の企業ビジョンを伺った上で商品に落とし込むようにしています。作って終わりにならないように、クライアントの一言一言の本意を想像し、ビジョンを理解して提案することを意識しています。

 

もちろん「この年代の、この悩みを解決するような商品を作りたい」といった直接的な要望や、クライアントの得意としていることや強みを企画に反映することも大事です。

商品の企画内容と会社やブランドのビジョンが結びついている方が、ブランドとして育っていくはずだと信じているので、商品を企画する際、会社やブランドのビジョンも合わせて複合的に見るようにしています。

 

シースタイルが商品企画やブランディングに携わることで、クライアントが10年、20年と成長し続けることを願っています。それにより、クライアントとシースタイルの関係性が長く続いていくことがベストだと思っています。

 

 

クライアントとの具体的なエピソードは?

 

いま海外のクライアントを担当していて、シースタイルへの最初のオーダーは「日本のトレンドや市場に合うメイドインジャパンのブランドを構築してほしい」といったものでした。
「日本のトレンドを母国に持ち込み、商品を広めたい」という会社としての明確なビジョンがあり、将来的に日本で売れる商品であること、なおかつ母国の市場にもマッチするブランドという希望がありました。
ブランド名とビジョンは明確に決まっていましたが、商品設計などは何も決まっていない状態だったため、ブランド名とビジョンを軸に商材・原料・コンセプト・ブランドストーリー・ビジュアルを決めていくことにしました。

 

話が進む中、スキンケアの商品を展開することに決定したのですが、クライアントのビジョンを実現するためには、そのイメージにマッチする成分を配合することがとても重要でした。メジャーな成分だとブランドへのメイン成分としての訴求が弱いため、世の中にあまり広まっていない成分を探しだし、ブランドのメイン成分として打ち出すことも必要です。

最終的にクライアントのビジョンを表現するのにぴったりな原料にたどり着き、試行錯誤の末に商品に配合することができました。このケースではビジョンに沿った原料を決めてから、コンセプトやビジュアルを考えて商品化していったのです。

 

他の事例では、クライアントから“ある訴求”において「即効性が欲しい」というご依頼を受けて作った商品がありました。これは1年半ほどかけて、何十回も試作して商品化した結果、大ヒットしました。

 

当時はベンチマークにできる他社品すらなかったのですが、世の中にないものを作りあげ1つのジャンルができたと言っても過言ではありません。工場から「処方上は無理でしょう」とか、「原理的にあり得ない」と言われても、諦めないで試作するように交渉をすることで、新しいトレンドを作ることができました。これからも、一見不可能に思えることでも、常に挑戦をしていきたいと思います。

 

 

これからの展望は?

 

私は昔から、何もないところから自分で考えて作りあげていくことにワクワクする性格なんです。

シースタイルでは、クライアントの抽象的なイメージを言葉やビジュアル、コンセプトなどに置き換えるといった自分が得意とする作業が多く、今の仕事にとてもやりがいを感じています。

今後もOEMという枠組みにとらわれず、新しいトレンドや価値観をつくっていきたいです。

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